事件ノート

ここでは、当事務所の弁護士が実際に受任した、過去の事件についてご紹介します。
事件の経緯や裁判の流れ、最終的な判決など、できる限りわかりやすくお伝えします。
法律事務所や弁護士についての疑問解消の一助となれば幸いです。

矢部弁護士事案 ケース1 強制わいせつ致傷被告事件

【概要】

 当時大学院生であった被告男性(依頼者)が、着衣の上から女性の体を触るなどわいせつな行為をし、被告人を逮捕しようとした被害者女性に対し、足げにするなどの暴行を加え、全治約7日間を要する障害を負わせたとして、懲役3年が求刑された事案です。

【経過】

 被害直後の被害者女性は、強い処罰感情を有しており、事件の性質に鑑みても、被告人の刑事責任は軽視できるものではないとされ、実刑は免れない状況でした。

 しかし、弁護士は被告人との面会を重ね、被告人に対して、自らの行動について、嘘や誤魔化しをせず、真実を語ることの重要性を説きました。

 その結果、被告人は、『被害者女性に対し心の底から謝罪する気持ちを伝えることが、自らの行動に対する反省』であると考え、どのような処分が下されても、自らの行動の責任として厳粛に受け止め、しっかりと反省してい生きていこうという気持ちを持つようになり、起訴事実をすべて認めるという姿勢を示すことが出来ました。

 そうした真摯な態度や深い反省の姿勢が伝わり、被害者女性との間で示談が成立。また、被害者女性から執行猶予付き判決を含む寛大な裁判を望む嘆願書が提出されるにいたり、『今回に限り、社会内での更生の機会を与えることとし、その刑の執行を4年間猶予する』との判決が下されました。

【一言】

 このように、弁護士は、一つの案件に取り組む際、公判のみならず、被告人への積極的な接見や、被害者との語らいの場を持つことに尽力します。こうした地道な活動が、被告人へ罪の意識を持たせ、また、被害者の怒りの感情を鎮めることにつながり、双方にとってよりよい結果を導くこととなるのです。

※公判・・・刑事訴訟で、裁判所、検察官、被告人(弁護人)が訴訟行為を行うため、

       実際に法定に出頭して行われる手続のこと。裁判。

※接見・・・身柄を拘束されている被告人と面会すること。弁護士はいつでも自由に面会でき、

       被告人からの接見要請に応じて面会に赴くこともある。

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